第一部 LECTURE

一般講演

日本食文化史・精進料理研究家の麻生怜菜氏から「お坊さんは健康で長生き!~お寺でのお茶料理~」、太陽化学株式会社 ニュートリション事業部研究開発部門参事、三重大学大学院生物資源研究科連携教授の大久保勉氏からは「こんなところにも茶カテキン~茶カテキンの用途と効能~」をテーマに、講演を行いました。

お坊さんは健康で長生き!
~お寺でのお茶料理~

麻生 怜菜 氏 日本食文化史・精進料理研究家

麻生 怜菜 氏 麻生 怜菜 氏

お坊さんの健康で⻑寿のイメージには、お坊さんの⾷⽣活にはお茶との関わりがあるのではないかと考えています。「お茶の時間」を取ることは感情のコントロールになり、食習慣と自律神経を安定させるため、花粉症を含めた体調不良になりにくいです。また、茶葉には食物繊維やカテキンなどの栄養素が多く残っているので、野菜として調理に加えることもおすすめです。

お坊さんは昔から健康で⻑寿のイメージはありませんか?その理由を探る中で、お坊さんの⾷⽣活にはお茶との関わりがあるのではないかと考えています。お茶の種は805年、最澄が茶の種を持ち帰ったという⾔い伝えに始まり、飲むだけでなく、無駄なく⾷べきる精神で茶葉も⾷してきました。現代の栄養学からみても、茶葉には毎⽇摂りたい栄養素が残っています。せっかくお茶をいれるなら、茶葉までしっかり使い切りましょう!飽⾷の時代だからこそオススメしたい、お寺の⾷⽣活から学ぶ、「お茶を上⼿にとりいれて健康に⻑⽣きするには」をテーマに、お寺で⾷されている精進料理の精神・お茶の歴史・お茶をどのように取り⼊れているのか、お茶レシピなどをお伝えします。

麻生 怜菜 氏 麻生 怜菜 氏

一般講演 ダイジェストムービー(1:36)

一般講演 フルムービー(21:30)

こんなところにも茶カテキン
~茶カテキンの用途と効能~

大久保 勉 氏 太陽化学株式会社 ニュートリション事業部研究開発部門参事、
三重大学大学院生物資源研究科連携教授

大久保 勉 氏 大久保 勉 氏

茶カテキンの摂取は、口腔ケアをはじめ消臭、腸内環境を整えたり、体脂肪や肥満の予防など各臓器でも健康機能を発揮することが明らかになっています。

「日常茶飯事」の言葉にあるように、お茶は私達にとって最も身近な飲み物です。現在、世界中でお茶の持つ嗜好性や機能性を活かし、お茶、茶エキスあるいは茶カテキンはペット飲料や様々な加工食品、サプリメントなどに使われています。これまでの研究から、茶カテキンの摂取は、口の衛生、腸の環境を整える、さらには各臓器でも健康機能を発揮することがわかってきました。今回のフォーラムでは、お茶の利用や、茶カテキンを中心とした健康機能を紹介し、日常の様々な場面で、色々な摂り方で私達の健康やQOL向上に役立つ議論になればと思います。

大久保 勉 氏 大久保 勉 氏

一般講演 ダイジェストムービー(0:54)

一般講演 フルムービー(18:42)

TOP